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あんまり本を読まないんだけど、好きな本は何度でも読み返す。
オスカー・ワイルドの「サロメ」(岩波文庫・福田恒存訳)もその一つで、引っ越しや模様替えなどのたびに捨て、読みたくなってはまた書い、を繰り返してる(´-`;)今度は絶対に捨てないぞ。

「サロメ」とは。 オスカー・ワイルドが1891に発表した戯曲。ユダヤの王女サロメ(16歳くらい)が王にとらえられた預言者に一目惚れし、彼にキスしたいあまり首を切ってしまうっていう内容。阿部サダの話も好きなので、私は好きな人の身体を切り取りたいという欲望があるらしい。相手はが苦しまないならぜひ切り取ってみたい。(でも殺したくはないなあ)


久しぶりに今日読み終えてみて、そもそもこの物語を知ったきっかけがなんだったか考えてみた。そうだ、高校時代の親友が貸してくれたビデオだった。15年くらい前のことだ。今日思い出さなかったら一生忘れてたかもしれない。

あんまり面白かった記憶が無いけど、映像作品をぐぐってみたら、ケン・ラッセルっていう監督のものだった。どうやら有名な作品らしい・・・。

思い出した記念に、アマゾンでDVDでも買うかなてことで探したら廃盤になってた。しかもプレミアついてて高いみたい(涙)

貸してくれた友達とは今でも数年に一度会う仲。知り合ったのは小学5年くらいだが、高校から親しくなった。趣味はクラシック音楽、家が近所、などなど共通点が多かった。で、そんな彼女がどういういきさつからか貸してくれたこの「サロメ」のビデオを、どうしても気が進まなかったけど「あの子が貸してくれたから」と深夜に観たのだった。夜更かししてた弟(当時中学生)が興味を示して途中から一緒に見てた気がする。

当時の自分は、肝心な原作のストーリーを知らなかった。そのうえこのビデオときたら冒頭からチープで卑猥な雰囲気で退屈。途中うとうとしながら、最後のほうでサロメ役の子が全裸になってたな、ぼかしが入ってたけど当時の自分にはちょっと衝撃的だったな、っていうのだけは覚えている。でも卑猥なかんじなのに弟はどこまで一緒に見てたのか、弟がいて自分自身は気まずくなかったのか、最後まで観た感想はどうだったのか、とかが思い出せない。

よく考えたら、当時はDVDじゃなくてVHSだったんだよね。
パッケージ見たら、当時の記憶がもっと出てくるかなと期待して探しだしたが・・・うーん見覚えないなあ。残念→
(ていうかサロメは本来「首」目当てにヨカナーンを死なせるって話なのに、このジャケットだともろにバナナかじってる・・・)

もしかしたら買ったのじゃなくてテレビを録画したのを貸してもらったのかもしれない気もする。

それより、映像がもしかしたらネットに落ちてるかもしれない。どうしても今観たい。映像と音楽を観たら何か思い出すかもしれない。というわけで、フルムービーのデータをぐぐってみた。


が、これがなかなか出てこない。
英語圏でアップされたものはみんな著作権なんたらでファイル削除されちゃってて、有料の配信サービスしか残ってない。

そんななか、検索結果にやたら出てくるロシア語のサイト。

Googleの結果一覧からだとどうやらフルムービー(90分くらい)置いてあるようだがどうだか・・・。行ってみたら無いってのはよくあることだし、ロシア語まったくよめないしウイルス怖いしふだんなら絶対諦めるんだけど、サロメ見たさに行ってしまった。

そしてありつけた。
※ぼかしがないのでようちゅうい。


Последний танец Саломеи (TFILM.TV) - смотреть онлайн фильм бесплатно
 ↑ "Salome's Last Dance" のフルムービーのページ


超重かったけど、とりあえず無事に全部再生できました。
ただ、英語版の上にかぶせるように吹き替えが入ってて、音声がすごく聞きにくかった。ロシアの人、こんなんでいいの?吹き替えるならもとの音声完全に消したほうがよくない?

映像を観た感想。
結局7つのベールの踊り以外は映像を観ても記憶がでてこないので、あのときは思った以上にぜんぜんちゃんと見てなかったらしいという結論に辿り着いた。
おかげでかえってすごく新鮮だった。チープで卑猥だと思ったのは昔と変わらない感想だけど、現在の自分はケン・ラッセルの世界観が好きかも・・・。


本作は劇中劇で、以下のような流れになってる。

オスカー・ワイルドが、恋人(男性)と男娼の館にやってきて
上映禁止になった自分の作品「サロメ」を友人たちが演じるのを観る。

館のメイド(冴えない子供)がサロメ役をやるんだが、
劇が始まると子どもと思えないエロさを醸し出す。
(でも「セクシー」とはなんかちがう)

筋書き通りにサロメが7つのベールの踊りを披露。
最後は1メートルくらいの台の上から全裸でジャンプし、仁王立ちで着地。
※ロシアでは規制がないらしくぼかしは入ってない

劇の終わりに原作通りサロメが殺されるシーンがあるが、
ここでどうやら本当にこのメイドが殺された様子。

劇が終わると警察が館にやってきて、館の主とオスカーが逮捕される。
(ここでサロメ役のメイドの遺体が外に運びだされてるシーンが・・・gkbr)


サロメが全裸になる7つのベールの踊りのシーンなんだけど・・・
なぜか踊りの終盤でサロメが分身し、もう一人は男の子が演じている。
着地したばかりのサロメにはおち●ち●がついてるので、
「サロメ役の子、女の子のはずなのに、実は男の子?
でも女の子というソースしか出てこないからふたなりなのかも」
的なレビューを書いてるひとがいたが、この男の子はサロメ役2でありメインの子とは別人みたい。(乳首の色とか足の長さとか決定的に違う)この寸後の着地の最終カットではメインのサロメ役の子に戻ってる。

サロメの踊りに酔ったエロド王(=男娼の館の主が演じている)の目の錯覚ってことだと思う。


なんだか、「オスカー・ワイルドのサロメ」じゃなくて、「ケン・ラッセルのサロメ」な記事になってしまった。



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