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西洋音楽、俗にいう「クラシック音楽」の始まりは、グレゴリオ聖歌からであると言われています。もともとキリスト教の典礼(礼拝)と音楽はヨーロッパで3世紀から4世紀にかけてその形がつくられ、4世紀末には各地ごとにそれぞれ異なる典礼や聖歌が使われていました。それを統一しようと試みたのがローマ教皇グレゴリウス1世で、彼の死後はフランク王国がこのローマ式の典礼と聖歌を国内に広め、膨大な聖歌の数々は楽譜に書かれていきました。 楽譜ができる前の聖歌隊は、旋律の動きのみを表す記号(ネウマ)の羅列を読んで曲を覚えました。聖歌の特徴は、単旋律で無伴奏、男声のパートのみということです。のちにオルガンの伴奏がついたりしていくのですが。 
 
 とにかく基本は、8種類の音階(教会旋法といいます)と主音・ドミナント音によってつくられ、シンプルかつかなり論理的です。しかしこれが私たちがクラシック音楽として耳にしている数々の西洋音楽の共通の基盤を作りました。 
 
 教会旋法について、それぞれ名前がついてるので紹介すると
 ●第一旋法:Dorian/ドリア旋法
 ●第二旋法:Hypodorian/ヒポドリア旋法
 ●第三旋法:Phrygian/フリギア旋法
 ●第四旋法:Hypophrygian/ヒポフリギア旋法
 ●第五旋法:Lydian/リディア旋法
 ●第六旋法:Hypolydian/ヒポリディア旋法
 ●第七旋法:Mixolydian/ミクソリディア旋法
 ●第八旋法:Hypomixolydian/ヒポミクソリディア旋法
 
 字面だけでは伝えるのも難しいので、試しにDorian(第一:ドリア)とPhrygian(第三:フリギア)をMIDIでつくってみました。え?別にそこまで聴きたくないって?そんなこと言わず聴いてみてください、せっかく作ったんですから。開始音はどちらもCです。
Dorian
Phrygian 
 
 DorianとPhrygianの違いが聞き取れました?? まぁこれだけ聴いても面白いわけないですよね。この旋法をもとに作られているのがグレゴリア聖歌ですが、最初単音旋律(monophony)のみだったのですが10世紀頃から重音旋律になります。重音の音楽には和声的重音(ホモフォニー:homophony)と対位法的重音(=複音楽;ポリフォニー:polyphony)の2種類あって、このうち後者の対位法的重音がその後教会音楽という枠を越えて世俗音楽の中にも広がっていきます。これについてはまた別の項で触れることにします。
 
 ところでグレゴリオ聖歌の話に戻りますが、なにしろこの聖歌の数が半端じゃないんです。たくさんある上に私自身もまだ聴き始めたばかりなので、今回は以下の神学校のサイトを紹介いたします。
  
St.Thomas Aquinas Seminary websiteSaint Thomas Aquinas Seminary website
 :Gregorian Chant
 
 Gregorian Chant のところで視聴できます。ここで紹介されているものは、ルネサンス期のものみたいですね。ちなみにやたら曲名の中にいっぱい出てくる「Psalm」とは、旧約聖書に納められた章、日本語で言う『詩編』のことです。150編にものぼる「主への感謝と賛美の詩」でいっぱいのこの章は、典礼(礼拝)のなかで特に歌唱に使われてきました。わたしは大人になるまで日曜学校に通っていたので、毎週のように何かしらPsalmを唄いました。だいたい一回の礼拝で3曲くらい唄うのですが、うちかならず一曲はこのPsalmに曲をつけたものなのです。
 
 ・・・この章のためにどれだけの作曲家が曲を書きどれだけの人が演奏し、結果どれだけ西洋音楽の発展に貢献したか計り知れません。(Psalm(詩編)の内容に興味をもった方は詩編18章全文をどうぞご覧下さい)
 
Amaznon.jp でグレゴリア聖歌のCDを探す


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