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映画と言えば「ケン・ラッセルのサロメ」について書いてしばらく経つけれど、実はあれからもいろいろな映画を見ている。多い時は週に3本くらい徹夜してまで観てたり。

今年は8年ぶりに映画館デビューをしたし、レンタルDVDショップにも頻繁に行くようになった。それに最近はネット上でもたくさん見られる。パブリックドメインでないものは主に例のロシア語のサイトでなんだけどね。

せっかくなので最近観た作品の感想を書き留めておく。



まずは有名どころから

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008,US)

原作がスコット・フィッツジェラルドだったので、当時から観たい!と思っていたのにずっと叶わなくて、やっとみられた。期待が大きくなってしまっていたので逆に外れないか心配だったけど、まあまあだった・・・かな。

主題は「80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生」。でも私はこの男=ベンジャミンの人生というよりもうひとりの主役デイジーとの関係それ自体がテーマのように感じた。なんかこのテーマ過去にもみたわと思ったら「フォレスト・ガンプ(1995,US)」。ちなみにどちらの映画も脚本が Eric Roth。

ベンジャミンとデイジーは大きなすれ違い(時間の逆行)の中で何度も小さなすれ違いを繰り返す。現実にも、平行する時間の中でしかも近くにいながら何度もすれ違ってしまうこと、あるよね。その切なさが、いかにもあめりかだなぁという描写で表現されていたように感じました。まあ万人受けする映画です まる

ところで今回、DVDを借りたらディスクに印刷されたあかちゃんを見た娘が「いっしょにみる!!」と言ってきかないので、仕方なく一緒に日本語版で鑑賞orz... せっかくだから吹き替えじゃないほうで観たかった...。








←原作になったフィッツジェラルドの同名の小説。
ジャケットがE.ホッパーの絵(Nighthawks)っていうのが素敵。
まだ読んでないので是非読んでみたい。








Killing Me Softly / 2002,US

この映画を観たいとおもった理由は以下のみっつ。
①ヒロインがウェブ開発をしてるキャリアウーマン
②過激な性描写
③監督がなんと陳凱歌

陳凱歌にとって本作はハリウッド進出作だったらしい、おめでとうございました。巷の評価もなかなかのようだし。②の「過激な性描写」は、みんなそう言ってたから結構期待してたのにそれほどでもなかった。自分のsexualityをぬきにしても(女同士でなく男女の絡みは、他人のをみてもあまり面白くない)、「①の設定がなにかしら影響をおよぼすかと思ってたら全く普通だった」という点で期待はずれでした。

でも、強烈な出会いだったにもかかわらず、その後もアダムがアリスを大切にし続けていることがひしひしと感じられて、アリスがとてもうらやましくなった。熱しやすいものは冷めやすいのが通例だから。


冒頭で二人の出会いのシーン。アリスのこの表情が好き。

キャストについて。ナターシャ・マケルホーンが、「やばいお姉さん」役ででている。彼女は不思議と、ちょっと陰があったりイッちゃってる役が似合ってる。「ソラリス(2002,US)」でジョージ・クルーニーの奥さん役もそうだった。大きくて表情が様々に変わる瞳のせいでしょうか。いい女優さん。


愛する弟の腕の中で死ぬ直前のデボラ(ナターシャ・マケルホーン)。





アリスつながりで

アリス・イン・ワンダーランド / 2010,US

娘のために借りた半分、ティム・バートン監督が好きなので見たかったのが半分。

アン・ハサウェイも文句なしに可愛かったけれど、なによりアリス役のミア・ワシコウスカの不思議な魅力が、ティム・バートンの世界観にぴったりだった。
ティム・バートンが好きなのでこの女優さんももちろん好きになった。またどこかで会えますように。






童話つながりで

Cinderella (2000 TV film) / 2000,UK

邦題だと「ジェーン・バーキン in シンデレラ」となっているが、
肝心のジェーン・バーキンはシンデレラではなくマブという名前の人魚(?)で、原作でいう魔法使いにあたる役だった・・・。


このマブ。水がせせらぐ洞窟の中でくらしているんだけど、人魚とか妖精というよりヤク中で家もわからなくなった年増女性という感じが否めませんごめんなさい。




マブが人魚であり水中でも普通に生活している設定なので、そういうことにするためにコンピューターグラフィックが使われていますが何しろ2000年の映画なので、その出来はもちろんアレです。

舞踏会に行くためマブからドレスを借りたシンデレラ。会場へ行くのに井戸のような水中ワームホール(?)をくぐる。このシーンのグラフィックのクオリティーがかなりきつくて、なんで表現にここまで無理があるのにこんな設定にしたんだろう?普通に乗り物で行けばよいものを、と思ってしまった。


テルマエ・ロマエかよ


物語自体はシンプルで、複雑な描写はなく、淡々とすすんでいく。
映像は全体的に暗く湿った感じで、現代と昔が入り混じった雰囲気。
うーん、違うな、なんと説明すれば良いのやら。
とにかく、シンデレラ・ストーリーにふさわしいきらびやかな感じは全くない。

グラフィックの件はおいておいて、うまく言い表せないこの不思議に暗くて湿った世界観は悪くないかも。自分も入ってみたい。


ところで屋内の映像で唯一、白基調で明るかった印象的なシーンが
この、継母の入浴場面。このバスルーム本当に素敵!!うちもこんな風にしたい。


左奥でシンデレラが便器を磨いている。



ちなみに継母役のキャスリーン・ターナーって女優さん(右の写真)、デヴィ夫人そっくりだった。
髪型のせいかな?



via デヴィ夫人!この年齢でこの美脚!: 壁に耳あり障子にまいりん





テルマエ・ロマエつながりで


War and Peace / 1956,US/IT

最近見た中でいちばんの外れ。
原作の小説は好きなので、ほんとうにかなしい。

ナターシャ役にオードリー・ヘプバーンという時点で嫌な予感はしていたが、古い作品だしまさかと思って観たら、見事に悪い予感があたってしまった。

イデオロギーのイの字もでてこない、ハリウッド的恋愛映画でありました。やっぱりこういうのは本国のをみないとダメね。近所のレンタルショップには残念ながら置いてなかったので、時間があるときにネット上で探してみようと思う。




唯一関心したピエールとドーロホフの決闘シーン。



イリヤ・レーピンの決闘の絵を思い出した。



"Duel between Onegin and Lenski" 1899

via Duel between Onegin and Lenski - Ilya Repin - WikiPaintings.org

↑エヴゲーニイ・オネーギンのワンシーン。オネーギンとレンスキーは元々仲が良かったのに、ほんとうにくだらないことを発端に仲違いし、決闘をするはめになってしまう。オネーギンに撃たれたレンスキーはそのまま死んでしまう。

映画の中でも互いにこんな風に構えてた。ピエールが躓いたひょうしに引き金をひいたか、衝撃で銃が暴発しドーロホフにあたってしまった。幸いドーロホフは死ななかったけど、ピエールは彼を傷つけたことをその後ずっと後悔することになる。



もう一枚、イリヤ・レーピンを。

"The Duel" 1987

via The Duel - Ilya Repin - WikiPaintings.org

勝った方(右端の人)、ちっとも嬉しそうじゃないしむしろ嫌そうに背を向けている。

これってやっぱり先手打ったほうが勝ちってことよね?
先にうたれたほうは当たりどころによっては死ぬだろうし、場合によってはどっちも死んじゃうこともあったかもしれない。

当時この国で、いったいどういう時にどういうルールでこういう決闘を行ったのかとても興味がある。





ところで、最後に映画の話に戻る。

ヘンリー・フォンダ扮するピエールは



via 永遠のローズ : 阿部寛

...完全にテルマエ・ロマエです。ほんとうにありがとうございました。



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