“J.W.G. Palschau, J.A.P. Schulz”: Concertos And Solo Works For Harpsichord
<収録曲> Johann Gottfried Wilhelm Palschau Cembalokoncert nr. 1 i C-dur (1771) 1. Allegro 2. Andante 3. Allegro assai Cembalokoncert nr. 2 i D-dur (1771) 4. Allegro gravitato 5. Adagio 6. Allegro assai Johann Abraham Peter Schulz Six diverses pièces pour le Clavecin ou le Piano Forte, Op. 1 7. I Preludio. Allegro comodo 8. II Andante sostenuto 9. III Allegro maestoso 10. IV Andante 11. V Allegretto 12. VI Larghetto con variazioni
そして以下のビデオはパルシャウではありませんが、Myspace TV 公開されているコンチェルト・コペンハーゲンの演奏風景。曲は Hippolyte et Aricie (Rameau)から Act 1-Tonnerre (ラモーの代表的な作品『イポリトとアリシー』)です。冒頭部は激しく演奏されてよい曲なんですが、それにしても激しいですね。モアテンセンがあまりに首を振るので頭が飛んでいってしまわないか心配です。
上のオーディオファイルやこのビデオをご覧いただけばわかるとおり、モアテンセン率いるコンチェルト・コペンハーゲンの演奏は劇的・情熱的で、マルク・ミンコフスキ(Marc Minkowski)とその手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル(Les Musiciens du Louvre)の演奏とちょっと雰囲気が似ていますが、コンチェルト・コペンハーゲンのほうがより躍動的で快活かもしれません。また同時代の音楽を扱って優れた業績を残しているウィリアム・クリスティ(William Lincoln Christie)と彼の率いるレザール・フロリサン(Les Arts Florissants)の、アンサンブルの響きを大切にした穏やかな演奏と比べるとかなり対照的です。どれが優れているかは別として、同じ曲について彼らの解釈(録音)をそれぞれ聴き比べることで楽曲の以外な側面が見えてくることもあり、とても面白いです。