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を先月末から読んでいます。
 
 この当時の和歌って自然とか仏教的なことが歌われてるのものと思いこんでいたので、世俗的な内容のオンパレードにびっくりしました。なかでも切ない恋の歌が多くて...涙 昔の人たちってこんなにロマンチストだったの?!
 
 
 今読み終えているところまでで一番心に残っているのが、18番の藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆき(の)あそん)って人の歌で
 
「住の江の岸に寄る波よるさへや
夢の通ひ路人目よくらむ」

住の江の岸には波が寄るというのに、その"寄る"ではないけれど"夜"にも、あなたは夢の通い路での人目を避けて、私に逢いにきてくれないのでしょうか。

というもの。
 
 住の江とはいまの大阪市住吉のあたり。内容としては、恋人の気持ちが自分から離れている(と思っている)ところで「夢の中でさえ私に会いに来てくれないのね」と嘆いている歌のようです。

 わかるよ~ 私は作者のあなたより遥か未来を生きているけどあなたの言いたいことが痛いほどよくわかるよ(;_;) あまりに切なくて涙出そうになりました(;_;) 平安時代のそれも恋の歌に心を動かされるなんて正直予想していませんでした
  
 っていうか作者の身に一体何があったの?男性でありながら何故こんな女々しい歌を詠んだの?って思ったら。これは敢えて女性の立場になりきって詠んだものなのだそうです。なるほどやっぱりね、でも一体何故??謎は尽きません。
 
 いつか学校で習った古今和歌集の「秋来ぬと目にはさやかに~」の記憶しかなかった藤原敏行さんですが、この女々しい歌で急に彼に興味がわきました。
 
 あらためて何をしてた人なのか調べたら、有名な「能書家」だったらしい。字がうまかったってことですよね。亡くなるまでに二百部以上も法華経の依頼をこなしたんだそうです。一部あたりどのくらい時間がかかるのかわからないけど、すごい人気だったってことみたい。
 
 でも肝心なのはここからで。なんと "魚を食べたり女と交わりながら書写したから地獄に落ちたと言われてる" のだそうです(笑)
 交わりながら仕事したのか仕事しながら交わったのか、いずれにせよ随分器用ですね(^_^;) 感心しちゃう(笑) ...真偽はともかく、千年もの時を越えてこんな逸話が残ってるくらいだから、きっとかなりモテたんだろうなぁ。だからこそあんな歌を残せたのかも(実は藤原氏が考えたんじゃなく付き合ってた彼女に言われたまんまを歌にしたんじゃないの?)...と妙に納得しましたよw



この本、一ページ毎に一つの和歌が
上段:作者の肖像画と原文
下段:口語訳と短い解説
という構成になっています。

カラーの肖像画は尾形光琳の「光琳歌留多」で目に楽しく、短く噛み砕かれた口語訳は文盲の自分にも理解しやすいです。欲を言えば解説をもう少し詳しく掘り下げてほしかったかな。

歴史も古典もさっぱりな自分としては、そもそも百人一首とはなんぞって解説もほしかったけど載っておらず。仕方なく小倉歌留多そのものについては他で調べました。あと二ヶ月くらいかけてゆっくり読むつもりです。


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