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日曜日に、NHK「宇宙の渚」(今回はオーロラと銀河宇宙線の特集)を見た。
以下は放送されたことのまとめ。

①オーロラ発生の原理
太陽風にふきつけられて太陽と逆方向に伸びる地球の磁場の隙間から、プラズマが入り込むことがある。このプラズマが地球をとりまく酸素粒子などとぶつかったとき光エネルギーが発生し、オーロラが見える。プラズマのエネルギーの大きさにより赤・緑・ピンクのオーロラになる。美しいが発生箇所では恐ろしい化学反応が起きている。

②オーロラによる被害
オーロラが発生しているとき、その中では大量の電流がながれている。そこで発生した磁場により地上で誘導電流が発生することがある。特にオーロラ爆発(ブレイクアップのことか?)のときは地上の電気設備にも影響を及ぼすことがある。実際に海外では、列車の事故や発電所の停電などが被害例として報告されている。

③太陽活動の周期とオーロラ
太陽活動の周期はその多くが11年。今回の周期では今年から来年にかけて活動のピークを迎えるため、オーロラ現象も活発になり、普段オーロラが観測できないようなところでも観測できるようになるかもしれない。ただ、今回の谷と谷との間は11年ではなく13年周期である。過去に13年周期だったときはその後例外なく太陽の活動が100年弱のあいだ弱くなっていた。太陽活動が弱まるとプラズマが減り、オーロラ現象はなくなる。

④オーロラと銀河宇宙線が地球に及ぼす影響
太陽活動のピークを迎えるにあたって、アメリカではオーロラ被害により国内すべての発電所・変電所が止まることも想定している。最悪の場合、機能が失われてから復旧できるまで4年半、初年度の負担額は160兆円にも上るとの試算をだしている。一方、13年周期の今回は太陽活動がピークをすぎ下り坂からやがて低迷期に入ると考えられる。つまり太陽の磁場が弱くなるため、こんどは太陽系に入り込んだ銀河宇宙線がプラズマに代わって地球にも降り注ぐようになる。この銀河宇宙線が大気中に雲を発生させ、地球はその後100年近くのあいだ寒冷期に入る。


以上。


オーロラの発生原理はこれまでよく知らなかったけど、ようするに蛍光灯が発光するのと同じ原理か・・・?

ところで、太陽活動期のピーク時に日本でも被害の恐れがあるのか、国内の関係機関はなにか想定して動いているのか、また逆に、太陽活動の低迷期に日本ではどの程度気候に変化があるのか、番組では全く触れなかった。そういった予測があるのかさえ触れなかった。

過去の低迷期には南米で雪が積もったこともあったらいしから、ついこのあいだの冬にヨーロッパに寒波が訪れた時のことを考えると、日本も東北あたりからは雪が深すぎて住めなくなったりするんじゃないか??なんて思ってしまう。あの寒波の時もヨーロッパの一部のひとたちは移住を余儀なくされたとかいってたよね。

そしてもうひとつ、番組のなかで「アメリカでは大規模停電した場合を想定してうんぬんかんぬん」とあったが、停電時に原発の電源はどうやってバックアップするのかも全く触れなかった。もちろん原発はアメリカ以外の国にもあるしね。一体どうするつもりなのだ。

興味深い番組だったけど個人的には恐ろしくて恐ろしくて。
正直見なければよかったかと思った。衝撃的でした。


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